愛犬HANGAR

避妊手術をしました! の巻     


六ヶ月になったのでバリーちゃんの避妊手術をすることにしました。私たちが飼っていた前の犬は二匹とも避妊手術をしていなくて、生理になるとパンツをはいたり、血のしみをつけたりというのがおなじみになっていましたが、しつけの指導書では繁殖しないならば避妊(去勢)手術をした方がよい(特にオスは)と書いてあります。我らの教祖(笑)、藤井さんもそう言っていますし、獣医に聞いても、メスは子宮蓄膿症や乳ガンなどの発生率をゼロにできるので、した方がよい、という話。よし、ならば・・・というわけで相談の上、手術を決心しました。

 手術をする時期は獣医によって意見が違うようで、近所の医者は「最初の生理があった後の方が卵巣と子宮が成熟して他の臓器とまちがえず安全です!」と言うし、他の医者は「六、七ヶ月になったら手術できます。最初の生理がはじまってしまうとその間はできません。最初の生理前の方が乳ガンの可能性もないですよ」と言う。どうも後者の方が多いので、生理が来る前に手術することに。
 
 手術の値段も実は病院によって違う。猫の場合は地方自治体によって指定獣医での手術に助成金がでたり、捨て猫と言えば格安で処置してくれたりと補助がある(前飼っていた猫の風太郎は6000円くらいだった)。犬の場合はないので全額払うことになる。近所の病院は4万5千円が相場(高いなぁ)。ドッグセンターで、咳が出たときにみてもらった、しつけ教室の主催もしているコバヤシ動物病院という所があり、ためしにそこへ聞いてみると、2万6千円とのこと!ドッグセンターのある埼玉県にあるのだが、ここで手術してもらうことに決定。しかしこの値段の差は・・・。獣医は保険が効かない分、初診料や処置代の格差が激しい。適正価格についてガイドを設けようという動きがあるのもわかる。

http://www.maincast.ne.jp/doctor/index0.html

 ↑よい獣医の見分け方。適正価格表(都市圏型)があります。

http://homepage3.nifty.com/NOBE-DACHS/aikentyousatai.htm

 ↑愛犬探検隊。獣医の選び方と値段表があります。

http://www.ne.jp/asahi/conago/nimravus/

 ↑猫のためのミニコミ誌ですが、「動物のお医者さん」「獣医さんの問題点」「獣医さん巡り」などのコラムでは様々な問題を提起しています。地方は獣医選びも出来ないというのは切実かも。 

というわけで、やってまいりました。ちぇるこ君が日傘をさすほどの晴天に恵まれました。本当、バリーは晴れ女かもしれません。こばやし動物病院はペットショップと病院が併設してあるところで、明るくて綺麗な所でした。スタッフも多く、安心。今外装を直し中なのでショールームみたいですが、ちゃんとワンコマークの看板もあります。ガラスに貼りだしてあるのは病院に診察に来たペットのうち今月の誕生日の子をお祝いして名前が貼りだしているもの。ちょっと面白いですねえ。
 今回、避妊手術するついでに、ハウス内でおもらししてしまう件を相談することにした。1月あたりから時折ハウスでもらしてしまうことがあり、人への当てつけやしつけの問題ではないことはわかっていたが、冷えのせいか、おねしょなのかいまいち判別しなかったのだ。多飲多尿では腎臓の疾患が疑われるので一度病院へかかりたいと思っていたところだった。
 病院の受付でそのことを話すと、血液検査と尿検査、それから水の摂取量を調べることになるが、という話になる。血液検査は避妊手術に+2800円位のオプションでつけられるので、やってもらうことに。
 尿検査もできればしたかったが、受付の人にトレイを渡され、「外でおさんぽしてとってきてください」と笑顔で言われて困ってしまった。バリーはサークルにトイレシーツをひいてそこでするようしつけてあるので外で用を足したことがないのだ。「じゃあこの待合室でできたらとってください」と言われて、バリーを待合室にうろうろさせてみたが、いっこうにしない・・・。やはり囲われた場所かトイレシーツがないと・・・と言うと受付のお姉さんは「
まーっ!えらい子ねー!」と感心しきり。たしかに他の犬は待合室でいきなり用をたしていたりしていたから、いいのかもしれないが、車で移動中にパーキングでおろしても用を足さないかも、と思うと不便なような気もしてきた(サークルも移動可能のなのでもっていけばいいか?)。
 結局、尿検査は諦め、血液検査だけに。しばらく診察室へつれていかれ、ケロッとした顔で返されるバリー。注射は痛くなかったのかな?女医さんがあらわれて、検査結果を教えてくれる。検査は11項目あり、肝臓や腎機能の検査もあったが、正常値であった。
 「じゃあ、お預かりします」
 と、ハウスごと連れて行かれるバリー。そう、メスの避妊手術は開腹手術なので一晩泊まるのだ。全身麻酔をかけるので猫や小型犬の場合は麻酔からさめずに亡くなってしまうこともあるんである。「どうなっても文句言いません」という同意書にサインしたのだし、こばやし動物病院が経験豊かで信頼できそうなのはわかっていたが、今月ずっと、心配でないわけではなかったのだ。
 だが、別れるときにさよならのあいさつをしてはいけないのがしつけの原則だ。別離を感じさせ、気持ちを高めてしまうからだ。飼い主は平然と、犬を見ずに去らなければならない。
 最後に連れて行かれるとき、バリーは「えっ?」というような顔をしていたように見えたが、私たちは背を向けて病院をあとにしたのだった・・・。

私たちは、家に帰ってきたが、そこにはハウスもなく、サークルは空っぽだった。
久しぶりの犬のいない夜。
ハウスで寝ている間はタオルをかけ、いるのかいないのかわからない状態なので、たいして違いはないのだが、やはり家が広くなったように感じた。
せっかく犬がいないのだから、逆に犬がいてはできないことをしようと言ってみるが、特にない・・・。バリーがいかに人の生活を邪魔しないようにしつけてあるかがよくわかった夜だった。
何も変わらないのだが、何かが満たされない。
寂しく寝ているのだろうか、と彼方の犬のことばかり心配してその日は眠った・・・。

翌日、眠い目をこすりながら、電車に乗る私たちがいた。最後に「えっ?」という顔をしたバリーが忘れられない。昨晩は眠ったのだろうか?痛かったろうか?口にはしないが二人とも同じ気持ちで窓の外を見る。

思い出すのは猫の風太郎の去勢手術の時である。何時間か後に引き取りに行くと、どうもかなり暴れて攻撃したらしく、係の男性がおびえたように「持っていってください」と言う。ロッカーのような鉄の箱にとじこめられた彼は係が逃げ腰で扉を開けた途端に「シャーッ!!」といままで聞いたことのない最攻撃音を出したのだった。最初に呼びかけたときもわからずシャーシャーうなっており、もう一度「ふうたろう」と呼びかけると「ニ、ニャニャッ!」とやっとわかった様子であった。イメージ的にはショッカーに改造される仮面ノリダーのように手足を革ベルトで結ばれて「ヤメロー!」と絶叫していたイメージをもったくらいヒドイことをされたような人間不信ぶりだった。

メスの場合は全身麻酔で開腹手術なので人間不信にはならないとは思うが、お腹は痛いし、知らない場所で他の犬が悲惨げに鳴いていたりして、ひどい気持ちにならなければよいのだが・・・。昨日電話が特になかったので、術後、容態が急変ということもなかったようなのでとりあえず安心なのだが、はやく会いに行ってやりたかった。


 さて病院について、待合室でまっていると女医さんがバリーちゃんをつれてきた!ところがバリーちゃんの顔を見て「
えっ?!」と思ってしまった。なんか、目が大きくなって、こんな顔だったっけ・・・?!ずっとうつろな感じでぼーっとしていて私たちを見ても暗い顔のまま・・・。
うつろで不安げな目のバリー。目のまわりが黒くてウルウルしているので、目が大きく見える。
女医さんによると手術はいたって平穏に終わったらしく、一週間後に抜糸をするので来てくださいとのことだった。その女医さんによると避妊手術は術式の中でも特に簡単なものらしくかなり平気なもののようだった。傷口をなめないようにいわゆるエリザベスカラーをもらう。
 費用は避妊手術(犬・メス)が26000円。エリザベスカラーが1600円。血液検査が2800円、採血料が600円だった。

 ほっとして帰る道中、バリーは同様の顔をしていた。途中で水をやるために駐車場で出すと、少しシッポをふってうれしそうにする。いっぱいなでてやると少し落ち着いたようだが、ハウスに入れると例の顔つきに戻ってしまう。
不安がるので手をそえてやると、手に顔をすりつけるバリー。なるべくこうしていてやる。具合も少し悪そうで横になっている。
電車に乗り、家へ着く頃になると少し元気が出てきたバリー。お家でハウスから出してやって声をかえてなでまくるとだんだん元の目になってくる。もう大丈夫だってば!
まだ、少し心配げなバリー。
手術したところはガーゼがあててあり、シールのようなもので留められていた。想像していたよりずっと位置が高い。毛はそられたわけではなく、もとからこんな感じで薄い。
エリザベスカラーをつけても全然気にしていない?ちょっとごきげん。
あくび中。やっぱりいやなのかな?
エリザベスカラーをつけておいたらだんだん暗い目にもどってしまったので外す。傷口は最初きになっていたようだが、ちぇるこ君にしかられてからは無頓着に。このあとこんこんと眠りました。その後はすっかり元気になり、明るい目にもどりました!
・おまけ
ぜんぜん関係ないけれど、ふたつのスピカというBSでアニメ化された漫画にライオンさんというキャラクターが登場する。墜落事故で死んだ飛行士の幽霊なのだが、主人公のアスミにだけ見える。その姿はライオンのかぶりものに飛行士のグラブやズボンというもの。非常にナイスなキャラで、漫画ではもちろんのアニメのオープニングのポケットに手を突っ込んで塀の上を歩くライオンさんはとてもかっこいい。(アニメ自体はいただけないが・・・。)以下、連載中のコミックフラッパーの扉絵公開より拝借。
さ、みんな柳沼行のふたつのスピカを買って泣こう。単行本6巻4月下旬発売。
で、なんでこんなものを紹介しているかというと、バリーをひきとりにいった帰りにライオンさんを目撃したのだ!幽霊なので写真に写るか自信がなかったが、ふるえる手で(手ぶれしないように)デジカメのシャッターを押した!これが郊外の駅前にて現れたライオンさんだ!
(すーげーばっちり写ってるよ! ) 戻る


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