ファイティングしつけの巻
さて、気になるバリー君の自宅での態度だが、サークルに入れられるときゅうきゅうと鳴いている。ハウスに入れるときゅーんと鳴くがわりとすぐに寝てしまう。このへんは訓練所での生活が「鳴かない、自分は下位」というレールを作ってくれているようだ。
ただ多くの人や犬がざわざわと存在していた訓練所と違い、狭い家にいることや、飼い主がかなり身近にいることから、自分が無視されて孤独という感じが強いようだ。
いままでのところ四回、大きな声で鳴いた。最初は来た当初の朝、私が台所へ行ってしまったことに抗議して声が出た。すかさず台所から缶爆弾(お菓子の空き缶に石を入れたもの)を床めがけて投げつける。
ドグラッシャ〜〜ン!!
しーーん。
これは天罰系のしつけなので人間は姿を見せず、目を合わせない。目を合わせてやると飼い主からの攻撃だと知って、なおムキになって反抗、攻撃してきて関係が悪化するからだ。バリーはびっくりしたらしく、短い足で立ちつくしていた。私は放っておいて用事をすます。部屋へ戻っても知らんふり。相当効果があったようだ。
二回目は夜はじめて留守にして食事に行った時。家の中でぎゃんぎゃんと鳴いている声が聞こえたが、家へ入ると黙って鳴かなかった。三回目は私がサークルの前でかがんで物をとって台所へ行ったときに「なんだよォ!」とばかりに鳴いた。すかさず爆弾を投擲。静かになる。
四回目は二人で食事をしている時。食事をあげる時はなるべく人間が食べているのを見せて、人間が食べ終わってからもらえるという印象を与えるようにしている。この時はバリーはおなかをすかせていたらしく(食欲旺盛だなぁ)、いつもと違ってサークルから見えるところで犬丸が食べているのを見て思わず一声「キャン!(もぉっ)」と鳴いた。この時はすぐに爆弾が足下に置いてありすぐに投げられなかった。タイミングを逃すと全く意味がないのでただ諦めるしかない。この時は一度きりだった。
さて、ここまでの所で一つ顕著なポイントがある。それはちぇるこ君に対して鳴いたことはないということだ。三回は犬丸に対して鳴いており、あからさまに犬丸に対して甘えてだだをこねている、優位を認めていないという現れである。これは訓練に費やした時間が端的に比例していると私は感じる。ちぇるこ君が犬とうまく関係を作って欲しかったので、二人で訓練に参加したときもなるべくちぇるこ君と犬の時間を作り、訓練士に指導してもらった。おかげで最後の方はSさんから「慣れましたね〜」と言われるほどちぇるこ君は犬の扱いに慣れ、リーダーとして指導したりほめたりするのが上手くなったのである。バリー自身のコマンドに対する理解は進んでいるが、犬丸とバリーの関係自体はできていない。それが鳴かれたポイントであったと思う。
と、いうわけでおはようマズル、おやすみタッチング。サークルに入れたら無視。で、ある。
そけい部呈示もひざの上、床の上でやる。ひざの上では足を組んでしまい性器まわりが隠れてしまっていたが、床の上で広げたら、触られたことがないのか珍しく嫌がった。犬同士では強い者がまず相手の肛門周りのニオイを嗅ぎ、弱い方がおそるおそる相手のニオイをかぐ。弱い方が降参ポーズをした時もニオイをかがれるもの。これはいかんと多少の恥ずかしさを捨て、股間周辺をさわったり、ニオイを嗅ぐふり。股間に覆い被さられると怖いのか嫌がるが、おさえてやったらおとなしくなった。人間の感覚としたら「まあ!」てなもんだが必要なのでしかたない。また一番効くと思われるリーダーウォークとリードのショック。この前公園に行ったときに少しやったら、急に態度が変わった。
最初はサークルやハウスでキュンキュン鳴いたり、台所へ犬丸が行くと鳴きそうな雰囲気であったが、きゅうすのお茶っ葉をかえ、トイレに行き、ゴミ捨てに行き、と部屋を出ていってはすぐ帰ってくるシチュエーションを繰り返した。ちょっとずつ部屋にいない状況を長くしていくとだんだんと部屋から出ていっても平気でいるようになったようである。ここのところはハウスに入れるとすぐ寝るようになって慣れたようである。うーん、ええこっちゃ〜。

↑これが缶爆弾製作風景。紅茶やお菓子の缶、100円ショップで買ってきた缶を用意し、固くない床でも音が鳴るように石やビー玉、お金を少し入れ、セロテープで口を厳重に閉じる。いろんな所に準備するために爆弾を何個も作る。もう気分はテロリストである。ちなみにせんべいやお茶は私が日本人である証拠だ。

↑ドッグフードのアドバンスのサンプルと一緒にもらったリード。青くてわりと素敵。

↑左は完成した爆弾。右は通販で金額あわせのために新しく買った首輪。前に買った首輪は穴がなくてどこでも留められたが、着脱の際けっこう大変で犬に苦しい思いをさせるものだった。これはナップザックによくあるパチンと開けはめできる所があるので、着脱がワンタッチというもの。バリーは家では首輪をつけていない。

↑バリー用の薬。なつかしの「うちのタマ知りませんか」の絵柄の薬袋はちぇるこ君おきにいり。かわいい。ちなみに左の箱に入っている薬の山はそのちぇるこ君本人のもの。
さ、次回はバリー君の食事と排泄の秘密(うそ。秘密ありません)に迫ってみよう。
SEE YOU NEXT DAY !
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