二人で訓練に参加の巻
11/15「二人で訓練に参加」
今日はオールドッグセンターへ二人でバリーの訓練に行きました。
土曜日なので午前中に行きました。とにかくバスの時間が1時間に2本くらいなので早めに行きます。犬丸にとっては慣れた、ちぇるこ君にとってはどきどきのセンターが見えてきました。事務所を開けると・・・、そこにはケージに入ったバリーちゃんがいました!!お約束通りあいさつしたり騒いだりしてはいけないのでしれっとしていましたが、バリーちゃんはどうやら私たちに気づいたようです・・・?!
「こんにちは〜。大丈夫ですか〜」
今日はSさんが来てくれました。「ちょっと座ってまってて下さいね」
待合室にはしつけ教室の第一回目に参加する飼い主さんたちとワンちゃんがいっぱい。
柴犬やビーグルがキョロキョロ。名前を呼んで話しかける飼い主さんとがやがやとビデオを見に教室へ出かけました。しばし待合室に雑然とした雰囲気の残り香だけが漂います。すると・・・バリー君が「キュゥンキュウン」と言い始めました。どうやら、私たちがいるのでわがままを言う気になったようです。声はしだいに大きくなり、やがてぎゃうぎゃうと大声で吠え始めました。
その途端!
「カンッ! ガラガラカンッ!!」
突然、事務所の奥から空き缶が強く投げつけられ床に当たって大きな音を立てて跳ねたのです。一言の言葉も目線もなく、躊躇もありませんでした。
大きな音に私たちも驚きましたが、バリーもびっくりして一瞬で鳴きやみました。
そして小さく泣き声をあげていましたが、大きな声を出すことはありませんでした。
私たち二人は驚くと共に少し感動。バリーが困った行動をしたときに戸惑うことなくしつけを指導してくれているのを目の当たりにできたのでした。
***
やがてSさんが出てきて、今日はしつけ教室でいっしょだった、プードルのペペちゃんを使って練習と、バリーをしつける練習をすることになりました。晴れてきていい天気になって中庭も清々しい感じです。土曜日なのでたくさん人や犬がいるかと心配でしたが、年輩の男性とこの前11日に犬丸がお世話になった訓練士さんがいるだけでした。


左:犬の成長記録ノートより、11日にお世話になった訓練士さん。ネックウォーマーがかわいい。
右:Sさん。Sさんは前髪をいつも上に上げていらっさる快活な人。
Sさんが指さした広いケージ内には、中くらいのフレンチブルドックと大きめのボーダーコリーが2頭いました。なんでもこのフレンチブルは飼い主と一緒だと気が大きくなって、散歩中に他の犬や人に吠えかかるのだそうです。
「でも、今は喧嘩したりしてませんよね」
ボーダーコリーは元気にうろうろしているが、フレンチブルは年輩のご主人の方を不安そうに見たまま固まっています。ボーダーコリーがジャンプしたり、近くに来たり(とても活発で足が速い)しても横目で困っているだけ。
「飼い主と一緒の時に自分の方がリーダーだと思っているのです。だから散歩の時は飼い主を守らなければならないと思って神経質になり、威嚇したり吠えかかったりしていたんでしょう。」
今は他の犬に慣れる訓練と、飼い主の方がリーダーシップをとれるよう(飼い主の側も含めて)訓練をしているようだ。犬にとって怖いものや嫌な物があっても飼い主が「こわくないよ〜大丈夫」と声をかけると、犬にとってはいかにも恐怖をあおるらしい。むしろ飼い主は平然としていると犬も安心して平気でいられるのだという。
うーん勉強になるなあ・・・。
***
最初はプードルのペペちゃんを使ってスワレ、フセ、マテ、コイの解説。ついでちぇるこ君が実際ペペちゃんに挑戦。ペペちゃんに「マテ」というとぴたっと動きが止まり、ちぇるこ君が何歩か離れてもじっとしている。「横を歩いてみましょう」とか「ぐるっとまわってご褒美をやってほめてください」という間じっと待っていて、ちぇるこ君は感動していたらしい。
続いてバリー君登場。訓練場に(ワクチンがまだすんでいないため)ござを敷いてもらったのでバリーを降ろしてスワレの練習。バリーは固い豚のレバーに興味を示すが、食べれずぽろりと出してしまう。代わりにごはん(ふやかしたドッグフード)を使うとばっちり食いついたのでこれを使う。さっそくエサを鼻面へもっていってスワレの姿勢に・・・とダックスは足が短いのでスワレの体勢をしているかどうかわかりにくい。何度か姿勢を作られてはごほうびをあげる。次は姿勢ができたときに「スワレ」と声をかけ、ご褒美をあげる。この訓練をフセでもやった。バリー君はエサをちゃんと食べれなかったり、リードに気がいったり石をエサとまちがえたりけっこうはちゃめちゃだった。
一通り終わったところで、ござを継ぎ足し、空間を作った。そこであおむけにして、こうさんポーズ(そけい部提示)がとれるようホールド、タッチング。人犬関係(主従関係)を作りましょう。まずは犬丸がタッチ。かなりあばれる。かなりあばれる(笑)。しかし犬丸は少し慣れてきていたので無言でトライ。しばらく根気強くやっていると、Sさんが横から「口が開きますね〜」とマズルを押さえてくれる。すると「きゃいん」と一声バリーが鳴いた。間髪おかずSさんが口をつかみ、しっかりと左右にふる。「キャァイ、キャイン!」突然訓練場にバリーのひさんな悲鳴がひびきわたるが、Sさんはさらにすばやく口をつかみ、グイグイッ!としぼりあげ、サッと手を放した。このあいだSさんは無言でバリーをみつめていた。「ぐぅ・・・」バリーのぐぅの音がもれ、手を放しても噛もうと抵抗しなくなった。
いまだ驚きから醒めやらぬ犬丸はおそるおそる聞いてみた。
「これは、痛いように強くつかんでいるんですか?」
Sさんはじっとバリーをみつめたまま言った。
「鳴くのは痛いからではなく、イヤダイヤダ、ヤメロという抵抗の声なんです。大きな悲鳴を上げて驚いて思わず手を引っ込める、というふうにさせたいわけです。ですから驚かずにしっかり口をにぎります。」
この後、激しかったバリーの抵抗がだんだんと和らいできた。しだいにぐったりとして力が抜けてさわられていられるようになった。
ここでちぇるこ君とチェンジ。バリーの抵抗は小さく、やがて大人しくなり、そのまま寝てしまった!やった!

バリーちゃんをだいて。ちぇるこ君にとっては久しぶりで大きくなったと感じたとか。

ヒゲもカットされて(いいんだ・・・?カットして。)可愛い?バリー。
今回の訓練ではこちらが何も言わなかったけれど、ちぇるこ君メインにじっくりと時間をかけて体験してもらえてよかった(犬丸の担当した時間自体は短かったのだ)。特に最後のタッチングはちぇるこ君が苦手な印象を抱いていたので、時間をかけて、寝るところまでできて大変に喜ばしかった。バリーにとっても印象の良い時間だったかな??Sさんもバリーの寝顔を見ると「モウかわいい〜」と目尻をさげていた。
またバリーがどのような生活をしているのか、どのような体験をしているのか教えてもらい、今後の生活をしていく上ので疑問にもけっこう目からウロコのお話をしてもらった。
帰り道、ちぇるこ君は訓練に参加する前に比べてすこし気が楽になったみたい。
どういう風にしつけていけばいいか、方向性をいつも示してくれるし、とにかく何につけてもこれはプロだ!と思う指導をしてくれるので安心できる。
希望を抱けるようになった訓練二日目でした。

訓練が終わった後。写真をとるというとはしゃいでポーズをとるちぇるこ君。
今日の訓練がいい結果に終わったので笑顔です(モザイクですが・・・)。
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