番外編:夏休みのデートに行きました。
/アニメ博士かく語りき番外編!今回は東京都現代美術館で行われた、「日本漫画映画の全貌」展に行ってきましたの巻です〜!

/わーわー。お出かけだ〜♪

/やー、行ってきましたねー江東区まで。

/遠出した甲斐がありましたよ。非常に面白かったです。あそこまで日本アニメの黎明期を詳しく紹介してあるとは思いませんでした。

/最初は戦前のものから始まって、戦後のカラー前の資料がとても豊富でしたね。

/うん、みなさんアニメというと透明のセルに絵が描いてるのを思い浮かべられるでしょうが、な、なんと!最初は切り絵を動かしていたんですよー!びっくりしました。残念ながら映像は現存していないとのことで、実際使用された切り絵が置いてあったけど、気が遠くなるような方法でした。

/でも、黎明期のものを見ていて思ったのですが、たしかに稚拙な撮影技術ながら、なにげに絵うまくなかったですか?中には実写と思えた(つまり劇画風の)お侍のアニメ(?)がありました。

/うん。でも正直怖かった・・・。

/いや、手塚治虫の前ですから、子供向けのかわいい漫画絵自体発明されていませんから。アニメ制作を紹介した当時の記事が展示してありましたが、旧かなづかいで旧字バリバリでしたからねぇ。アニメーター和服ですし・・・。そんな時代から取り組んでたんですねえ。

/意外でしたねー。

/壁面を使って「くもとちゅうりっぷ」「すて猫トラちゃん」流してましたねえ。いきなり背景360度回転が出てきてびっくりしました。

/それが意外にも可愛かった。くもはキショかったけど。トラちゃんは、めっちゃ可愛かったけど、どーやらもりやすじ先生が関わってたと書いてあって、なるほどと思いました。

/でましたね。東映のペロをデザインしたもりやすじ!

/それが、実はわたし、今まであまり偉大な方だとは思っていませんでした。初めて存在を知ったのはアニメージュの追悼記事だったんですが、絵を見て「古くさいなあ」としか思えなかったんです。当時10代だった私は、常に新しい気風でとんがったものに惹かれていたので。でも最近になって、「そーいやペロって可愛いなあ」って思えるようになって、興味が出てきたんです。で、本日、生の原画を見ることができましたが・・・・すみません!!わたくしは愚かでした。先生、絵、上手すぎです。惚れまくりました。

/上手かったなあ。これは私も絵心がかけらほどあるので分かりすぎるほど分かりました。死ぬほど上手いですね。

/シルエットを重視したデザインだと思うんですが、その微妙な曲線が美しい!しかもシンプルな線で、微妙な表情を描き出していて、そこにホントにいるみたいにさえ思いました。

/画集あったら欲すぃー。

/ほすぃー。壁面にクマの子が跳ねてる動画がでっかいサイズで飾ってありましたが、それがもう可愛くて可愛くて、ずっと上見てました。

/で、ディズニーのアニメ映画の成功をうけ、東映が、日本動画を吸収して東映動画としてカラー長編作品を作ったという流れが紹介されていました。初のカラー長編、白蛇伝のヒロインに宮崎駿がときめいていたと書いてありましたが、博士もなにかときめいてました?

/ええ!これまたアニメージュで、そーゆーアニメがあると知ってから、一体どんなものなのかずっと見たかったんです。カラーバランスが綺麗だし、ヒロイン可愛いし。

/つりめですしね。で、東映コーナーの途中に、あの、白雪姫のDVDでウォルトディズニーがうれしそうに紹介していたマルチプレーンカメラの実物が置いてあり、しかもタイミング良く説明がはじまっちゃってビックリしました。

/東映のOBの方が出てきてびっくりしましたね。

/最近まで現役だったって言ってましたねー。

/CG出て来ちゃうとね、もう出番ないよな・・・。なんかしんみり。

/博士はアナログ愛してますからね。技術者にとって古い技術はノスタルジーであってもいつまでも工具箱に入れておく物ではないのです。

/でも私はあの微妙にズレていた透過光を愛していたのよ〜〜〜!アナログ彩色の彩度の低い色も〜〜〜!!

/や、バンビとか見るとすこ〜〜しわかりますけど。博士はすこ〜〜し変ですからね。で、その後はAプロ、テレコム、東京アニメーションを軽く紹介していましたが結局、宮崎監督の足跡?でしたか。

/客寄せっぽかったけど、監督の鉛筆画と水彩着色がとても好きなので、面白かったです。

/ラピュタの初期アイデアでシータが銃持ってたり、黒髪のチャイナ風ぼんぼんだったり、金髪おひめ様だったりビックリでしたよ(別に市販の書籍でもこれらは見られそうですが)。ウェストありえない細さでしたし。

/ほっそかったねー。監督の女性シルエットは嫌いではないですが、あれはちとやりすぎ。

/ベルトのバックルほどもなかったですから。最後はジブリコーナーで、終わりという感じでした。本当は他のアニメ会社がいろいろやった歴史が間にあるはずなんですが、この展示ではほぼあつかってませんでした。ま、実質「日本漫画映画の誕生展」+「ジブリ原画展」でしたね。一番最初の主催者の言葉で、ひっかかるところがあったりしましたが、ま、気になる人は見に行ってもいいかも知れません。

/私もちょっと気になって、かなり何回も読み返しました。でも、もうアニメ自体、扱うジャンルが広すぎて、そーゆー点もあてはまらなくてもいいんじゃないかなあ・・・とも思ったんですが。

/そういえば客層が、微妙でしたね。意外に美術系メガネの女性なんかが多くて、最初の白黒漫画映画のコメントを真剣に(我々と一緒に)読んでたりして、驚きました。男性客も目つきが鋭かったなあ(笑)。業界のひとたち?けっこう人いましたけど。

/そーゆーわたしらも何なんでしょうね(笑)。こんなんがデートコースで。

/漫結婚ですから、いたしかたないです。

/白蛇伝が上映してたらしいけど、時間が遅くて見れませんでした。見たかったな〜。「どうぶつ宝島」と「白蛇伝」、それと「太陽の王子ホルスの大冒険」はレンタル(してるのか?)で見るからねッ!!!

/またですか〜。長靴をはいた猫を見たじゃないですか。あ〜博士〜!まって〜!



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