| 第4回:破滅の足音 (アトランティス) |
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犬/デデボン、デデボン、デデデデボン、デデボン、デデボン、デデデデボン♪
さあ、重々しいゴジラのテーマで始まりました。第四回アニ語。今回の作品は2002年に公開されたディズニー映画、「アトランティス」です。 ち/ずしーん、ずしーん。 犬/デデボン、デデボン、デデデデボン♪ この作品は日本のアニメファンの間にいろいろと話題を呼び、それについてのホームページなども多数存在することで有名になってしまったのですが、我々としてもそうした色眼鏡なしに一度作品として見てみようと試みたわけですが。 ち/アギャ〜〜〜〜ン!! 犬/ひー!ち、ちぇるこ博士〜〜!? ち/ボギャーーー!!・・・・パクッたパクらないのとか、もうどうでもいいです。そんな議論を噴きとばすくらい・・・・・クソなんだよ!!やる気あんのかー!!ホントにこれで金取って劇場公開していいと思ったのかスタッフよ!?職人としての誇りとかないんか〜〜〜!!!! 犬/ギャー!銀座がー!放射能がー!!デデボン、デデボン、デデデデボン、デデボン、デデボン、デデデデボン♪ 協力:自衛隊(嘘) ------------------- 犬/さあ、博士、少し落ち着いてください。 ち/ふう、ふうー。 犬/ではディズニー作品の概略を。1953年の「ピーターパン」の後、1966年にウォルト・ディズニーが永眠して一度、ディズニーの話題作が作られなくなりました。バトンタッチをするように(深い意味はなし)この時代に日本のアニメが発展していったわけです。二十数年後、CGを組み込んだ「美女と野獣」(1991)で長編アニメのスマッシュヒットを飛ばして復活したディズニーキングダムは続く「アラジン」(92)「ライオンキング」(94)より、ほぼ1年1作品のペースで長編アニメを送り出し、日本でもアニメファンではない一般客に興行成績を伸ばし、黄金期が訪れました。が、続く「ポカホンタス」(95)「ノートルダムの鐘」(96)あたりからかげりが見られ、「ヘラクレス」 「ムーラン」 「ターザン」 「ファンタジア2000」「ラマになった王様」 と新世紀に入ってからは話題に上らなくなっていきました。そんな2002年、登場したのがこの「アトランティス」だったわけです。 ち/はー、そうですか。そういや小学・中学生の頃ってディズニーなんてやってなかったもんな。 犬/ま、久々の話題作だったんでしょうか?前評判などお耳に入りました? ち/あー、・・・・そのー・・・・。なんかナディアをパクったのパクらないだのとそーゆー話は聞いてましたが・・・。まあ、ライオンキングの例もあるし、ああ、またかと、冷めた感じで聞いてました。確かにパクられていい気持ちはしませんよ。でもナディアより面白いものができるんならやってみろよと思ってました。天下のディズニーですからね、好敵手だと。果たしてどんなものなのか、実は楽しみにしていたんですよ。自分の目で確かめるまでは、どんなに悪評でも、偏見なしで見ようと思ってたんです。 犬/なるほど。 ち/そもそも、「ふしぎの海のナディア」自体、「天空の城ラピュタ」と同じ企画から生まれてますし。 犬/ええ?そうなんですか?! ち/そーです。これはあちらこちらで紹介されている話ですが、もともと宮崎駿監督がNHKのアニメ用の企画で、「王族の者が受け継ぐ不思議な力を秘めた石を持った、末裔の王女が悪者に追われている所を少年が助け、冒険の果てにやがて恐ろしい先進文明の力を発現させることになるが、阻止される」というものを作ったのですが、お蔵入りしまして、駿監督はジブリで「天空の城ラピュタ」を作ったわけです。一方残されていた企画がNHKで掘り起こされ、依頼されたガイナックスが海底二万里のノーチラス号、ネモ船長とアトランティス文明の伝説をからめて作ったのが「ふしぎの海のナディア」だったわけで、二つの作品は異母兄弟のようなものなのです。 犬/なるほど・・・。このディズニーの「アトランティス」は珍しく原作がないんですよね。ま、ジュール・ヴェルヌのSF小説「海底二万里」とされていますが、これには沈んだ大陸アトランティスはほんのさわりしか出てきません。正直言って、キャラクターデザインなどは「ナディア」をモチーフにしてますね。が、よく考えてみましょう。もともとディズニーは童話、おとぎ話と言った既出のストーリーをモチーフにすばらしいアニメーションを音楽を含めエンターテイメントとして演出してきたわけですから、ナディアをモチーフにしても、そこから何を作ったかが見所となるわけですか。 ち/そうなのよ。 犬/で、ご覧になりました? ち/うん。 犬/・・・・(緊張の一瞬) ち/もう、かなしいね。ほんとに良い作品を作ろうという気があるのか疑わしくなりますよ。 犬/まず気づいたのはどのへんでしょうか? ち/構図がTVサイズっぽくて陳腐。全然画面の広さを生かしてませんでした。あと、脚本ちんたらしすぎ。その相乗効果でたいへん安っぽい映画で、見てて眠かったです。 犬/寝そうになってましたからねえ。かろうじて支えていたのは「怒り」ですか? ち/いや、怒りも吹き飛ぶくらいでしたので、「で、どーなるんよ」と頑張ってました。 犬/私は指が四角いデッサンに気を取られていましたが、ま、主人公からしてメガネをかけている人っぽくない行動をしてて、キャラクターの性格がつかめませんでした。クルーなどのキャラクター達も本当に必要なのかなーとうさんくさい感じをうけました。あとは潜水艦ですか。 ち/あんだけ豪華なデザインで、目立ちまくって登場したのに、一体画面に出ていた時間はどれだけだったでしょうか。あっさり沈みすぎです。見所じゃなかったのか?その時点で、くちがあんぐり状態でした。 犬/そうですねぇ。あの潜水艦、 ビデオ(字幕版)のジャケットに使われているんですけどねぇ。潜水艦に乗っていた他の船員もどこいったんですかねぇ。 ち/そう、人がばんばん昆虫のように大量に死にすぎ。で、生き残ったクルーたちは船を失ったことや仲間の死に全く頓着してないんですよ。ありゃないでしょう・・・。 犬/で、アトランティスについて、無知になったアトランティス民族を発見すると、アメリカンな割れアゴをしていた艦長が突然略奪者の正体を現し、抵抗する主人公(メガネ)を拘束。残念仲良くなったクルーも実は略奪者たちだったのです。 ち/そうだったねえ。私ちっとも覚えとらんのやけど。 犬/割れアゴがナディアを秘密の場所へ連れて行く間に、なんと反省した船員たちがこんどは割れアゴを裏切って主人公を救出。 |
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TOPへ戻る 注1:「というストーリー」 普通はまだ見てない人の楽しみをそぐネタバレになってしまうのでここまでストーリーを書いたりしないつもりでしたが、アトランティスに限っては、気にする人も残念に思う人もいないだろうと思って書いてしまいました。忘れているので違うところがあったらごめんなさい。 本文へもどる 注2:「割れアゴ」 私(犬丸)自身に割れアゴの人に他意があるわけではありません。類型化する制作者への皮肉です。 本文へもどる 注3:「ぬに〜!」 ちぇるこ博士が叫んでいるこの『ぬに〜!』は黒田硫黄の「茄子」という漫画に出てくる短編の中学生の先輩の口癖です。すぐ「ぬに〜!」と言うので後輩に「先輩、高3でしょ。先輩の六年間って何ですか」「目は死んでるし、ぬにーしか言わないし、彼女とかいねんすか」と言われてしまう。黒田硫黄の「茄子」はとにかくどこかでナスが出てくる短編をつなげた変な漫画だが、出てくる男性がすごくどこかで見たような人たちばかりでよく描けている。若者もオッサンも。女性の読者はそういう意味で面白くないのかな?(ちぇるこ博士は最初首をひねっていたが、後から面白く感じたみたい)「茄子」1巻の「アンダルシアの風」はジブリが短編アニメにしておりますが、あれは漫画の台詞をそのまんま使うわりには、漫画の良いところを殺しまくったヒドイ代物になっております。漫画の方は非常にいい味だしてますのでオススメです。(犬丸) 本文へもどる |
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