| 第3回:犯人はオレだ! (未来少年コナン) |
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犬/博士!第3回をはじめましょう!
ち/はい、今回の作品は? 犬/「未来少年 コナン」(1978)でーす!『犯人はオマエだ!』 ち/・・・有名すぎますが、まあ一応。最初に断っておきますが、わたくしこの作品に関してはマニアではないので、細かいところで思い違いがあるかもしれませんが、許してね。 犬/それはわかりましたが、博士、名探偵コナンの真似しているんですから少しは相手してくださいよ・・・。 ち/しつこいんだよ。さて、気を取り直して。この作品、「耐久11時間連続鑑賞アニメ」とかいう称号が与えられているのはご存じ?見始めたら終わりまで見てしまうくらい、面白くてのめり込む作品だよ、という意味なんですが。「ジェットコースター11時間アニメ」ともいうそうです。 犬/へぇ〜。 ち/わたくし、この作品と10代の頃出会わなくて本当に良かったと思ってます。こんな面白い作品、あの頃知ってしまったら、パリパリに乾いた雑巾が水を吸うかの如く急速に浸りきって、10代のバーニングな若さと情熱のすべてを捧げてしまうところでした、あぶないあぶない。 犬/あぶないあぶないって、忍者ハットリ君のニンニンみたいに言わないでくださいよ。そもそも僕はアニメに何かを捧げるっていうこと自体が理解できないんですけど・・・? ち/田舎の退屈な生活の中で、家庭に居場所がない、刺激に飢えた獣はそうなるのよ!! 犬/(そりゃ、あんたら姉弟だけでしょ・・・。)で、何が魅力なんですか? ち/一応原作があるとはいえ、キャラデザを始め、脚本、原画、動画、画面構成、絵コンテのほとんどを超人的な仕事力で、ひとりの人間がこなしているというのが一番のポイントだと思うんですけど・・・確か。 犬/はー、そうなんですか。普通監督さんってそんなにいろいろやるもんなんですか? ち/総体的に全体をチェックする、ということはやるそうですが、ここまでひとりの人間が一貫して作業に関わるってことは、普通の人じゃ無理らしいです。確か、スタッフのひとりが「あの人はいつ寝てるんだ」と言ってたそうな。 犬/ちなみに僕はこれリアルタイムで見ていないんですが、博士は見てました? ち/当時私は4歳でした。で、少し見ていた記憶があります。父がこの作品がいたくお気に入りで、でも子供と一緒じゃないと見る大義名分がつかったらしく、無理矢理誘われて見ていたんです。でも覚えていたのは、アイキャッチが全身モンタージュみたいにカシャカシャ動くとこと、コナンが裸足なとこだけ。 犬/僕は博士と一緒に最近見ましたが、大人になって見たのに面白く見られました。特にコナンの足の指とか(笑)、怪力とか、行動が面白かったナー。 ち/この作品は、コナンのすごすぎる行動力に驚くのがポイントですから。「ぜってえ無理だよ!」と思うことを、気持ちと気合いでかなえてしまう。視聴者は、呆気にとられた後、「すっげえ〜」と思いますよね。 犬/できないってあきらめちゃう所見たことないですからねえ。とりあえずやってみますから。 ち/これもうろ覚えで申し訳ないんですが、この作品の企画意図は「元気のない少年少女に勇気と明るい未来を与える」だったそうです。宮崎さんは常にそうですが、10歳くらいの子供に向けて作ってるそうで。そーゆー意味では、非常に成功している作品だと思いますね。 犬/ほお〜。コナンもさることながら、ラナちゃん、モンスリーという女性キャラが際だっていて、いろいろ好きになる人もいたとか。 ち/そっすね。犬丸君はどうだったの?二人でいうとどっちが好きだったのかしら。 犬/や、別にィィ。宮崎作品には可憐な少女、重力に反した胸を持つ女性と二極化した女性キャラが描かれますが、類型化してるというか象徴化されてて、もうちょっと現実味を帯びた中間的なキャラが個人的に好きなので・・・。モンスリーの性格を持ったラナちゃんなら好きです。 ち/わはは。確かに女性のリアルさはないわな。あれ、でもナウシカは好きじゃなかったの? 犬/ナウシカは神です。女神様です。声が神々しいです。性格や行動が清廉潔白すぎて人間とは思えません。姫さまぁ〜〜〜。 ち/聞いた私がバカだったわ。 犬/博士はあの、むーんて飛ぶ飛行機が好きなんですよね。 ち/ギガント? 犬/ちゃいます。あんな個人の力で破壊できる「ちょ〜おきょだいなは〜りぼてっと♪」ではありません。(※1)モンスリーの載っている飛行機です。 ち/ああ、ファルコね!監督のデザインの中で一番好き。どこか人間味を感じさせるデザインで、色も可愛かった。吉祥寺の模型専門店まで足を運んでプラモを探したけど、なくてがっかりしたのよー。 犬/あー、それで替わりにナウシカのガンシップ買いましたねー。ガンシップもフォルムが格好良くて、ちゃんとミトまでつけて飾ってあったのに、博士、落としてまっぷたつに壊しちゃうし・・・。 ち/あ、あれは、洗濯物を取ろうとして、ぶつかって・・・不可抗力よー! 犬/でも、その後だまってたってたのがサイアクですよー。ある日発見してショックでしたよ。言ってくれないことが。 ち/ご、ごめん・・・。だってめったにキレることのない君が「接合部分が甘いんだよ!」って怒りながら格闘して、すごく一生懸命作ってくれたのに悪くてさ・・・。 犬/だまっててどうにかなるもんじゃないだしょー!形ある物はいつかは壊れるし、ゆってくれれば何とでも許しましたよ! ち/そんなこと言って、君こそ!昔、冷蔵庫から味噌とバターを出したとき・・・・・!!・・・・!! (しばらくお待ちください) (※2) -------- 犬/はーしれ波ー蹴立てぇー♪ ち/その曲、デュエットで歌うと楽しいよね。(※3) 犬/妙に楽しいんだよね〜。 ち/エンディングもねー。 犬/そういえば、博士、コナンで一番面白かったのが、後半のラナちゃんが、細こい割り箸みたいな先に立たされて、落ちそうになったところを、下からコナンが声をかけ、はだしで垂直の鉄壁を駆け上がって助けたシーンでした。思わず手を汗にぎるような引き込まれるシーンで、TV放映物っぽくない盛り上がりだと感じました。 ち/うまく言えないけど、映画的な雰囲気だったね。あのシーンは面白かった!構図がよくできてたなー。でも全体的に、コナンは普通のTVアニメの作り(25分枠で起承転結がある)わけじゃなくて、26話全体を通して観る、という印象があります。だから、ついつい次へ次へ観てしまうんだよねー。25分観て、一話みたという印象がないのもそのへんかしら。 犬/今(2004年現在)ならyahooで金取って配信しているので、すぐみれてまずいですね。 ち/えー、あとこの作品で印象深いのは、「人間文明と自然」って構図ですな。このへんは監督が大好きなテーマなんで、面白いのも当たり前かもしれませんが。三角塔が沈むシーンとか、津波とか、残され島のシャトルにつたう葉っぱとか印象に残ったなあ。 犬/津波のシーンは、見ている人も一緒になって怖かったですぅー。(タママの真似)僕はインダストリアでのいきすぎた科学・自然の構図と共に、それに対する希望として人間の持っている自然な生命力=コナンを見ましたがいかが。 ち/そうね、なるほど。でもちょっと作り話(おとぎ話)っぽい嘘さを感じてしまった私は穿ちすぎでしょうかね。子供むけだからかねえ。 犬/そうすね。きっと子供の時に見たらすごく面白く印象に残ったろうなあ。 ち/ああ〜、資料とか見ていたらコナン見たくなってきたな〜! 犬/ええっ?!見始めたら11時間ですよー!。 ち/はっ!あぶないあぶない(笑)。 TOPへ戻る 注1:「ちょうきょだいなはりぼて」 出典:「王立宇宙軍ーオネアミスの翼」 シロツグがハリボテの戦車を見て、調子外れのハリボテの歌を歌ったあと、シャトル打ち上げ基地を見て言ったセリフより。街に影が映るほどの巨大爆撃機ギガントはコナンたちがひっぺがしたり、棒を突っ込んだりして壊れた。ナウシカでもトルメキアの飛行艇あっさり炎上し、「なんちゅうもろい船じゃ」という名言を残している。 本文へもどる 注2:「冷蔵庫から味噌とバター」 犬丸が一人暮らし用の冷蔵庫を買った時のこと、ちぇるこ君がとりあえず、保存用に味噌とバターを入れて置いたのだが、掃除やメンテナンスのため電源をきってしまい、入れておいたことを忘れて、電源を切ったままにしておいたため、使い始めたばかりの味噌とバターはだめになってしまった。言い出せなかった犬丸君はスーパーからまるで同じ商品を買ってきてそっと入れておいたのだ。が、開封したはずの味噌が未開封になっていることを、ちぇるこ君はいぶかしがり「おかしいなあ」と首をひねる。犬丸君はテレビを見ながら「いいから味噌汁作ったら」と言ってひそかにちぇるこ君が忘れることを期待した。ちぇるこ君は何度も「絶対おかしい」と騒いでいたがなんとかごまかしてきた。その後、2年ほどたって、ある日突然犬丸は真実を告げたという事件。 ちぇるこ談「何度私がおかしいと言っても、犬丸はいいじゃんそんなこと、と腑に落ちない応答を繰り返していて、まあいいやと釈然としない気持ちのまま、忘れていたのに、ある日突然告白されてびっくりした。そんなに私が怒ると思っていたのだろうか。」 犬丸談「何カ月経っても、味噌汁を作るたびに『そういえば・・・』と言い出され、名探偵に追われている犯人の気持ちでした。結果的に良かろうと思って作った嘘がいつまでも私を苦しめ、耐えられなかったのです。すいませんでした。」 このことから分かる教訓:『過失は言った方が良い』 本文へもどる 注3:「その曲」 Webページに歌詞を載せると怒られるのでJASRACにはナイショだよ! 破滅的で暗いナレーションと映像のプロローグから一転、オープニングでは海から突き出た廃ビルの屋上に緑と鳥が見える不思議な絵から音楽が入る。魚が泳ぐ綺麗な海(駿ブルー)の上をコナンの原始的な船が疾走。横座りのラナちゃんが水面に映える。晴れ晴れとしたオープニングでカラオケで二人で歌うと楽しい。エンディングの「幸せの予感」という歌詞や、えんえんロールする石垣の並木道も印象的だった。ま、あらためて言うまでもなんですが。 本文へもどる |
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| ↑『犯人は・・・たぶんオマエだ!!』 体は子供!頭も子供!?でも肉体のポテンシャルは人類以上・・・。すいません。一度はやりたくなるネタなんです。(犬) |
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| ↑ファルコにつかまるコナンの足。足の指は鍛えると健康にいいですよ!私も床のリモコンぐらいなら拾える(犬)。鋲がいっぱいの駿メカ、青い駿シー、オレンジ色の駿爆発、とコナンには宮崎駿監督の特徴がいっぱいつまってます。 | |||||||||||||||
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| ↑ハイハーバーでのラナちゃんショット。すいません似てなくて・・・。宮崎監督の絵ってどれも似せるのが難しいです。それにしてもこの格好、可愛いよな。この絵をクリックすると大きい全身像が見られます〜。 | |||||||||||||||
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| ↑細かいとこですが、妙に気に入ってた靴のおりぼん。女の子っぽい雰囲気出してて可愛いです。 | |||||||||||||||
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| ↑破砕されたガンシップ。いまだ修復されず(2004年現在) | |||||||||||||||