1980年にガンダムで有名な富野由悠季というアニメ監督が監督したアニメ
「伝説巨神イデオン」に出てくる未知のエネルギーの名前です。
でっかいロボットのイデオンが、防衛本能の強い子供のココロとシンクロして発動する「イデ」の
エネルギーで動くため、乗っている主人公も、イデオンがどういう動きをするのかわからない、
子供が泣くとイデオン動くという変な設定でしたが、
このアニメの主人公の髪形が夢に出るくらいのアフロ(オレンジ色)のため
アニメを見たことがない私も知っているくらい有名です。
内容としては「人はどうして誤解しながらすれ違ってしまい解りあえないのだろう」という
テーマのため毎回どちらが悪いでもない戦争の中、人々が難解なセリフで罵倒しあったり、
気が狂ったり悲惨な死に方をしたりというもので、おおよそ勧善懲悪のロボットものにふさわしく
ない内容でした。
そのため最終回前の三話を残し放映を打ち切られてしまいました。劇場版イデオンでは
それまでのストーリーのまとめ1時間を「接触編」最終回前三話をまとめた1時間を「発動編」
として公開されています。
最後には登場人物が全て死ぬというお話ですが、富野監督のファンに言わせるとガンダムより
イデオンこそが富野イズムが「発動」している作品だということです。